プロフィール

作曲家 金子忍ポートレート。

金子 忍(かねこ しのぶ)

 

作曲家。
主に、演劇のための音楽と、子どものための歌、合唱曲、歌曲などを中心に作曲・編曲・音源作成等を行っている。
詞のある「歌」の作曲では、詞のことばを大切にし、ことばに内在する“ことだまのしらべ”を紡ぎ出している。
作曲・歌唱を岡田和夫氏に、作曲を西澤健一氏に師事。

プロ劇団やアマチュア劇団、小中高生を対象にした歌唱指導の仕事も多く、ことばが伝わり、表情豊かな生き生きとした歌声を引き出す指導に定評がある。
おじゃま猫音楽教室”(東京都町田市)にて『日本語の歌を美しく歌おう』クラスの講師を務める。

最近は、生演奏(伴奏)のための作曲や、コンサートに出演して自作品や日本の歌曲を歌う機会も多い。

また、神奈川県横浜市等で中学生のための演劇指導や中学校演劇地区大会の審査員・講師も務めるほか、ストーリー仕立てのコンサートの語り部など、演じる仕事も増えている。

 

2017年、第30回かぶらの里童謡作曲募集・富岡市議会議長賞受賞。

全国児童・青少年演劇協議会会員。

東京都町田市在住。

 

 

経歴

 

1964年、神奈川県横浜市に生まれ、8才より厚木市で育つ。
東京学芸大学教育学部初等教育教員養成課程(A類)美術専修卒業。
小学校教員免許、中学校・高等学校教員免許(美術)、社会教育主事資格取得。

神奈川県立座間高校在学中、演劇部の臨時部員として『ブンナよ、木からおりてこい』(水上勉:原作・小松幹夫:脚色)の舞台に、ブンナ役として立つ。
大学時代、小林志郎氏(東京学芸大学名誉教授・有明教育芸術短期大学終身名誉学長)指導の授業でミュージカル『かもめ』(鬼島志郎=小林志郎:脚本・園田憲一:音楽)に出演し、大学祭で再演の際に主演。
これらの経験が、のちに演劇と音楽に関わる活動の原体験となる。

大学卒業後、神奈川県の小学校教員となり、平塚市立の小学校および横浜国立大学教育人間科学部附属横浜小学校に、計23年間、勤務。

1993年、小学校勤務の傍ら、劇団風の子付属国際児童演劇研究所に学ぶ。
卒業公演に際し、劇中歌の作曲(共同作曲)を中心に担当。好評を得る。

1994年、劇団風の子付属国際児童演劇研究所音楽講師(当時)で、劇団風の子のほか、劇団俳優座、劇団前進座等で演劇音楽を多数手がけた作曲家・岡田和夫氏指導の『第一混声合唱団』に入団。以後、2015年まで、岡田氏作曲の数多くの合唱曲を唱う。

1994~95年。同研究所の短期集中講座でアコースティックギターの演奏指導を担当。
1995年。同研究所の中間発表会の際、劇中歌を依頼され作曲。好評を得て、卒業公演のテーマ曲となる。

同研究所卒業後、研究所で学んだ経験を生かし、小学校の演劇クラブや学級・学年劇の指導に力を入れる。この際、シンセサイザーを使った劇中歌の作曲・編曲・音源制作を数多く行う。

1998年、日本演劇教育連盟(演教連)主催の全国演劇教育研究集会(全劇研)横浜大会で、指導した平塚市立花水小学校演劇クラブが上演し、子どもたちの生き生きとした表現が好評を得て、その後、演教連主催の全劇研やセミナーなどで「劇作り」の指導者講習の講師を務める。

2000年、平塚市立南原小学校の3年生のクラスでの演劇教育実践を雑誌『演劇と教育』(晩成書房)に発表。

「総合的な学習」として取り組んだ創作劇『ムササビたちの冒険』の脚本が、2000年度晩成書房戯曲賞募集にて入選。
出版された脚本として『ムササビたちの冒険』(「小学校たのしい劇の本」国土社・所収)、『オズの魔法使い』(脚色・『演劇と教育』2000年1,2月合併号・所収)がある。

2001~2006年、横浜国立大学教育人間科学部附属横浜小学校で、学年担任(≒専科)として音楽の授業を担当し、学級の歌や、運動会の歌、九九の歌、卒業を祝う歌など、子どもたち自身による歌作りをサポートする実践を多数行う。

 

2001年、『青葉区小中高生ミュージカル』(神奈川県横浜市)の立ち上げから作曲担当として参加。以後、現在まで、全15作品(再演4作を含む)の作曲を担当。脚本、詞のことばやイメージと、子どもたちの歌声のハーモニーを生かした楽曲が、高く評価される。
2005年・2009年には、神奈川区民ミュージカル(横浜市)の音楽も担当。
これらの実績が、作曲家に転身する大きなきっかけとなる。

 

2005年、降矢美禰子氏(音楽教育学者・元宮城教育大学教授)と出会い、合唱および音楽教育について薫陶を受け、氏指導の福島コダーイ合唱団の活動に参加する。


2010年、教職と並行しての作曲活動に限界を感じ、教職を辞し、本格的に作曲活動を展開。

2017年、第30回かぶらの里童謡作曲募集において、富岡市議会議長賞を受賞。